髪が思い通りにならない――朝アイロンをして、オイルをつけて、きちんとケアしたつもりでも、外に出た途端にパサつき・広がり・うねりが出てしまう。湿気の多い季節、紫外線の強い日、エアコンの効いた室内と外の気温差…。そんな環境の中で「私の髪、大丈夫かな?」とふと不安になることはありませんか?
実は、その“広がり・うねり・艶のなさ”は、クセ毛だけが原因ではありません。髪の内側の保湿状態、紫外線によるダメージ、キューティクルの乱れ、そしてカラー・アイロンなどの施術ダメージ――これらが複雑に絡み合って、髪は扱いにくくなります。
そこで今回は、癖毛・広がり・うねり・乾燥といった悩みを抱える方にこそ知ってほしい、「弱酸性縮毛矯正」+「弱酸性カラー」+「カット調整」というトータルアプローチについて、美容師としての視点から丁寧に解説します。施術前の状態から、なぜこのメニューを選ぶのか、そして結果としてどう変わるのか。さらに、日常のケアや施術後の持続方法まで、詳しくご紹介します。髪が変われば、毎朝のスタイリング時間も、気持ちも、確実に変わります。
ぜひご自身の髪と向き合うヒントとしてお読みください。

なぜ「アイロン+オイル」でも広がるのか?原因を深掘り
髪の広がりやうねり、多くの方が「クセ毛だから仕方ない」と思いがちですが、それだけではありません。特に以下のような状態が重なると、“アイロンしてもすぐに元に戻る”という悩みに繋がります。
1. 髪の内側の乾燥と水分不足
髪は表面(キューティクル)・中間(コルテックス)・内部(メデュラ/一部存在)という構造をもっています。特に中間部のコルテックスが水分・油分バランスを保てていないと、熱や湿気に弱くなります。アイロンで一時的に整っても、水分が足りていない髪はすぐに戻ってしまうことがあります。
2. 紫外線・エアコン・乾燥環境によるダメージ
紫外線は髪のタンパク質を破壊し、キューティクルを剥がれやすくします。さらに、室内外の温度差やエアコンなどにより髪の水分は蒸発しやすく、風や摩擦によって表面がざらつくとオイルがまとまりにくくなります。
3.カラー・パーマ・アイロンなどの施術ダメージ
カラーやアイロンを繰り返すと、キューティクルが乱れ、髪の表面に小さな隙間が生まれます。そこから外部の湿気が入り込みやすくなり、結果として“広がりやすい髪”になっていきます。特に弱酸性ではないメニューでの施術経験がある方は、その影響を受けている可能性があります。
4.クセの「うねり」+構造的な広がり
クセ毛の髪はもともと直毛に比べてキューティクルの並びが整っていないことが多く、湿気を含みやすく、膨らみやすい構造になっています。直す・整えるというよりも、“髪の内側から整えること”が鍵となります。
弱酸性縮毛矯正×弱酸性カラー×カットという選択―なぜこの組み合わせ?
この組み合わせを選ぶ理由は、美容師として「ただクセを伸ばす」だけではなく、「髪の質感・内部の保湿・将来のダメージ予防」まで考えたからです。
弱酸性縮毛矯正とは?
一般的な縮毛矯正の薬剤はアルカリ性が強いものもあり、髪に負担をかけてしまうことがあります。一方で“弱酸性”に調整された薬剤を使用することで、髪や頭皮への負担を軽減しながら、クセ・うねりをしっかり整えることが可能です。これにより、仕上がりが自然で、手触りも柔らかく、ストンとしすぎず“自然な真っ直ぐ”を実現します。
弱酸性カラーを同時に行うメリット
カラーを弱酸性で行うことで、カラー後の髪の乾燥・ごわつき・色の褪色スピードを抑えやすくなります。縮毛矯正直後にカラーを入れることで、薬剤負担が重なってしまうケースがありますが、髪に優しい弱酸性の薬剤を選ぶことでリスクを減らしつつ、カラーの楽しみを残せます。
カットによる質感調整も重要
クセ毛や広がりやすい髪には、“ただ長さをそろえる”だけのカットではなく、「毛量調整」「クセの出方を予測したライン設計」「まとまりやすくするための質感コントロール」が必要です。縮毛矯正・カラーと合わせてカットを丁寧に行うことで、仕上がりがぐっと美しく・長持ちします。
施術前から施術後の流れ:プロセスとお客様の変化
施術前の確認事項
・髪の履歴(カラー・パーマ・過去の縮毛矯正) ・ダメージレベル(乾燥、ざらつき、毛先の過度なパサつき) ・クセの形状(波状毛・捻転毛・縮毛など) ・湿気・気候や生活習慣(ドライヤーの頻度、外出環境)
初回30分カウンセリングでこれらを確認することで、“弱酸性縮毛矯正×弱酸性カラー”が最適かを判断します。
初回30分カウンセリングでこれらを確認することで、“弱酸性縮毛矯正×弱酸性カラー”が最適かを判断します。
施術の流れ
1. カウンセリング&髪の状態チェック
2. 施術前トリートメントで内部補修・乾燥予防
3. 弱酸性縮毛矯正の薬剤塗布&加温 ─ クセを整えて形状記憶
4. 弱酸性カラー塗布 ─ 色味の調整と保湿ケア
5. シャンプー・トリートメント&毛先のカット・毛量調整
6. 仕上げ&ホームケアアドバイス
2. 施術前トリートメントで内部補修・乾燥予防
3. 弱酸性縮毛矯正の薬剤塗布&加温 ─ クセを整えて形状記憶
4. 弱酸性カラー塗布 ─ 色味の調整と保湿ケア
5. シャンプー・トリートメント&毛先のカット・毛量調整
6. 仕上げ&ホームケアアドバイス
お客様の変化と心の変化
施術後、お客様から「艶が出て、生き返ったような手触り」「朝のスタイリングが楽になった」「アイロン時間が短くて済むようになった」「友人から『髪キレイだね』と言われた」などのお声をいただきます。 これは「ただ髪が整った」だけでなく、「自分自身が整った感覚」「気持ちの余裕が生まれた」「毎日をもっと自分らしく過ごせる」ことに繋がります。髪が綺麗になることで、その人の印象も、気分も、生活そのものも変化します。
ホームケア・施術後の持続方法

施術の効果を長持ちさせるためには、サロンでの仕上がりだけでなく、日常のケアも重要です。
シャンプー・トリートメント選び

・pHバランスが髪に優しい「弱酸性」もしくは中性に近いものを選びましょう。
・洗浄力の強すぎるシャンプーは避け、乾燥を促す成分(高濃度アルコールなど)が少ないものを。
・オージュアクエンチシャンプーがおすすめ!
・トリートメントは「保湿」「キューティクル補修」「内部補修」に注力されたものを。
定期的な使用で乾燥・広がりを予防できます。
・洗浄力の強すぎるシャンプーは避け、乾燥を促す成分(高濃度アルコールなど)が少ないものを。
・オージュアクエンチシャンプーがおすすめ!
・トリートメントは「保湿」「キューティクル補修」「内部補修」に注力されたものを。
定期的な使用で乾燥・広がりを予防できます。
家でのスタイリング習慣

・ドライヤー前に保湿系のプレトリートメント(アウトバストリートメント)を使用。 ・アイロンは温度設定を見直して、なるべく高温過ぎず“クセを整える温度”に。 ・湿気対策として、外出前に軽く保湿系オイルやミストを使うと、湿気の侵入を防ぎやすくなります。
定期的なメンテナンス

・毛先のダメージが進むと広がりやすくなるため、6〜8週間を目安に毛先のカットを。
・色味が抜けて明るく見えてくると乾燥・パサつきに見えることもあるので、カラーのリタッチやトーン調整を。
・年に1〜2回、サロンでの内部補修トリートメントを行うと、縮毛矯正の持ちも良くなります。
・色味が抜けて明るく見えてくると乾燥・パサつきに見えることもあるので、カラーのリタッチやトーン調整を。
・年に1〜2回、サロンでの内部補修トリートメントを行うと、縮毛矯正の持ちも良くなります。
よくあるご質問(Q&A)

Q1. 縮毛矯正をすると、髪が痛むって聞いたのですが…
A. その通り、薬剤の選び方や施術プロセスによってはダメージにつながります。しかし、弱酸性薬剤を使った縮毛矯正では、髪や頭皮への負担を最小限に抑えることができます。さらに、同時に弱酸性カラーを組み合わせることで、ダメージを増やさずに仕上げられます。
Q2. クセは残るのでしょうか?
A. クセ毛の程度によりますが、通常の縮毛矯正と同等かそれ以上に整えることが可能です。ただし“自然な仕上がり”“硬くなりすぎない質感”を目指す場合、薬剤・加温時間・髪の状態に応じた施術が重要です。
Q3. 施術後は何に気をつければいいですか?
A. 施術直後は髪が安定していないため、24〜48時間は強いスタイルチェンジや結び目を避けるのがおすすめです。また、日常では保湿ケア・紫外線対策(帽子・UVスプレー)・定期メンテナンスを心がけましょう。
Q4. 弱酸性ってどういう意味ですか?
A. 髪のタンパク質や頭皮は弱酸性(pH約4.5〜5.5)に近い環境が理想とされています。施術薬剤も酸性や弱酸性に近いものを使うことで、髪の構造へのダメージを抑えながら施術が可能となります。
A. その通り、薬剤の選び方や施術プロセスによってはダメージにつながります。しかし、弱酸性薬剤を使った縮毛矯正では、髪や頭皮への負担を最小限に抑えることができます。さらに、同時に弱酸性カラーを組み合わせることで、ダメージを増やさずに仕上げられます。
Q2. クセは残るのでしょうか?
A. クセ毛の程度によりますが、通常の縮毛矯正と同等かそれ以上に整えることが可能です。ただし“自然な仕上がり”“硬くなりすぎない質感”を目指す場合、薬剤・加温時間・髪の状態に応じた施術が重要です。
Q3. 施術後は何に気をつければいいですか?
A. 施術直後は髪が安定していないため、24〜48時間は強いスタイルチェンジや結び目を避けるのがおすすめです。また、日常では保湿ケア・紫外線対策(帽子・UVスプレー)・定期メンテナンスを心がけましょう。
Q4. 弱酸性ってどういう意味ですか?
A. 髪のタンパク質や頭皮は弱酸性(pH約4.5〜5.5)に近い環境が理想とされています。施術薬剤も酸性や弱酸性に近いものを使うことで、髪の構造へのダメージを抑えながら施術が可能となります。
まとめ:髪が変われば、毎日が変わる

クセ毛・湿気・広がり・乾燥…それらの悩みをそのままにしておくと、毎朝のスタイリング時間が長くなったり、「髪が決まらないから…」と気分まで曇ることがあります。でも、その悩みは決して「我慢するしかないもの」ではありません。
「弱酸性縮毛矯正+弱酸性カラー+カット」というトータルアプローチを選ぶことで、髪の内側から整い、艶が戻り、まとまりのある毎日を手にできます。髪が整うことで、スタイリングが楽になるのはもちろん、「髪どう?」と周りに褒められることも。自分自身の“変化”を実感することで、気持ちまで前向きになれます。
もし、あなたが「アイロンしてもすぐ広がる」「湿気で髪がまとまらない」「艶がなくてパサついて見える」と感じているなら、ぜひ一度この施術を検討してみてください。髪の変化を、一緒に始めましょう。
ご相談はいつでもお待ちしております。あなたの「髪が生き返る瞬間」を、ぜひご一緒に。
「弱酸性縮毛矯正+弱酸性カラー+カット」というトータルアプローチを選ぶことで、髪の内側から整い、艶が戻り、まとまりのある毎日を手にできます。髪が整うことで、スタイリングが楽になるのはもちろん、「髪どう?」と周りに褒められることも。自分自身の“変化”を実感することで、気持ちまで前向きになれます。
もし、あなたが「アイロンしてもすぐ広がる」「湿気で髪がまとまらない」「艶がなくてパサついて見える」と感じているなら、ぜひ一度この施術を検討してみてください。髪の変化を、一緒に始めましょう。
ご相談はいつでもお待ちしております。あなたの「髪が生き返る瞬間」を、ぜひご一緒に。