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絶壁でショートが似合わない?後頭部をきれいに見せるカット方法

「後ろがペタンコだからショートが似合わない」と思っていませんか?

「ショートにしてみたいけれど、後ろがペタンコだから似合わない」

「横から見たときに頭の形がきれいに見えない」

「美容室ではまとまっているのに、自分で乾かすとうまくまとまらない」

そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。

今回ご紹介するお客様も「後ろがペタンコだから、ショートが似合わない」と感じていました。

理想は、後頭部に自然な丸みがあって、きれいにまとまっているショート。

実は、「後頭部がペタンコに見える=頭の形だけが原因」とは限りません。

カットの状態や髪の乾燥など、いくつかの原因が重なっていることがあります。

今回は、実際のお客様の髪を見ながらどのように原因を考え、丸みのあるショートを作ったのか、美容師目線で詳しく解説します。

後頭部がペタンコに見えていた原因

今回のお客様の髪を確認したとき、まず気になったのがレイヤーのつながりでした。

乾燥によるまとまりの悪さも原因

もうひとつ気になったのが髪の乾燥です。

乾燥した髪は、毛先がバラバラに動いたり、広がったりして、まとまりにくくなります。

その状態では、カットできれいな丸みを作っても、自宅で乾かしたときにシルエットを再現しにくくなることがあります。

つまり今回のお客様の場合は、「カットによるシルエット」と「髪のコンディション」の両方から考える必要がありました。

丸みのあるショートを作るために行ったカット

今回のカットで大切にしたのは、単純に後頭部を軽くすることではありません。

目指したのは「襟足はすっきりしているのに、後頭部には自然な丸みがあるショート」です。

襟足とレイヤーをしっかりつなげる

まず、襟足と上のレイヤーをきちんとつなげていきました。

襟足が重く残りすぎると、首元がすっきり見えにくくなります。

反対に、ただ短くしたり軽くしたりすればいいわけでもありません。

ショートは数センチ、場合によっては数ミリの違いでも、見え方が変わります。

襟足をすっきり見せながら、後頭部につながるラインを整えることで、横から見たときのシルエットを作っていきます。

角を取りすぎないことも重要

「丸く見せたいなら、角を全部取ればいいのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、実際には角を取りすぎてしまうと、必要な部分のボリュームまでなくなり、かえって後頭部がペタンとして見えることがあります。

そのため今回は、削る部分と残す部分を見極めながらカットしました。

ショートカットでは「どれだけ切るか」だけではなく、「どこを残すか」も大切です。

後頭部の丸みを作るために必要な髪を残し、襟足に向かってすっきりさせる。

このバランスを意識しています。

毛量はただ減らせばいいわけではない

毛量調整も同じです。

髪が多いからといって、全体をたくさんすいてしまうと、毛先がまとまりにくくなったり、丸みがなくなったりする場合があります。

今回も髪の質感を確認しながら、丸みを崩さないように毛量を調整しました。

「軽くする=たくさんすく」ではありません。

その人の髪質と、作りたいシルエットに合わせて調整することが大切です。

仕上がりは横から見てもきれいな丸みのあるショートに

カット後は、後頭部に自然な丸みが生まれ、横から見たときのシルエットもきれいになりました。

お客様に仕上がりを確認していただくと、とても感動してくださったのが印象的でした。

さらに「朝が楽そう」と言っていただけました。

僕がショートを作るうえで大切にしたいのは、サロンを出る瞬間だけきれいな髪ではありません。

次の日の朝、自分で髪を乾かしてスタイリングするときにも「やりやすい」と感じてもらえることが大切だと考えています。

毎朝何十分も頑張って作らなければいけないショートより、できるだけ乾かすだけでも形になりやすいショートを目指します。

まとまるショートには乾燥対策も大切

今回のお客様には、カットだけではなくホームケアもご提案しました。

使用するのは、クエンチのシャンプー、トリートメント、アウトバスです。

今回のお客様は乾燥によるまとまりの悪さが気になっていたため、毎日のケアでしっかり保湿することも重要だと考えました。

乾かす前のアウトバスがポイント

特に意識してほしいのが、髪を乾かす前です。

お風呂から上がってタオルドライしたあと、そのまま乾かすのではなく、アウトバストリートメントを使ってから乾かします。

髪の乾燥をケアしてまとまりやすい状態を作ることで、カットで作った丸みのあるシルエットも扱いやすくなります。

美容室でのカットと、自宅でのヘアケア。

この2つを組み合わせることで、毎日の扱いやすさにつなげていきます。

「ショートが似合わない」と諦める前に確認してほしいこと

これまでショートにして「似合わなかった」と感じた経験があると、もう一度ショートにするのは勇気が必要だと思います。

でも、そのとき似合わなかった理由が、本当に「自分の骨格」だったのでしょうか?

レイヤーの位置が合っていなかった。

必要なところまで毛量を減らしていた。

後頭部の丸みが出にくいカットになっていた。

髪が乾燥して、まとまりにくくなっていた。

こうした要因によって「ショートが似合わない」と感じていた可能性もあります。

だからこそ、最初から「私はショートが似合わない」と決めつける必要はありません。

一人ひとりに似合うショートは違います

「丸みショート」といっても、全員を同じ形に切ればいいわけではありません。

頭の形、髪質、毛量、生え方、つむじ、襟足、顔まわりなど、一人ひとり条件が違うからです。

さらに「似合う」だけではなく、お客様がどんな雰囲気になりたいかも大切です。

今回のお客様が求めていたのは、「丸みがある」「まとまっている」という状態でした。

だからこそ、その理想から逆算してカットを考えています。

美容師側が一方的に髪型を決めるのではなく、お客様の「こうなりたい」と、プロから見た髪の状態をすり合わせる。

そのうえで、一緒に似合うショートを探していくことが大切だと考えています。

後ろがペタンコで悩んでいる方へ

「後ろがペタンコになる」

「横から見た頭の形が気になる」

「ショートにすると似合わない気がする」

「朝のスタイリングがうまくできない」

「髪が乾燥してまとまらない」

こんなお悩みがあれば、些細なことでも一度僕に相談してみてください。

自分では「頭の形だから仕方ない」と思っていることでも、カットのバランスやヘアケアを見直すことで扱いやすくなる場合があります。

ショートが似合わないと諦めるのではなく、「自分にはどんなショートが似合うんだろう?」というところから一緒に考えていきましょう。

お客様の髪質や骨格、今の髪の状態を確認しながら、丸みがあってまとまりやすい、あなたに似合うショートを一緒に見つけていきたいと思っています。